
金属印刷とは


弊社の取り組み
色を重ねて塗ることで、美しい色と質感を創造
当社はオフセット印刷を主に行っております。
オフセット印刷は、主に印刷プロセスとして使用される平版印刷の一種です。
この印刷プロセスは、写真や色の再現性に優れており、品質が重要となる大量の資料の印刷に適しています。 印刷版上のインクが最初にゴムブランケットに転写され(off)された後、次に対象物に印刷される(set)ため、オフセット印刷と呼ばれます。
大規模でシステム化された工場とは異なり、人の手による技術力を最大限に活かすことができる職 場です。 この印刷方式の強みは、銀のくすみや複雑なグラデーションなど、微妙な色彩を美しく表現できることと、少量生産にも対応できる柔軟性にあります。
高度な職人技が求められ、同時に若い才能を育成するオフセット印刷の工程について説明します。
オフセット印刷の工程

1.製版作業
印刷の場合は、材料を単色に分けて、色ごとに版を作ります。
アナログな印刷工程と言えますが、コストダウンに繋がり、小ロット生産に適していることが最大の特徴であり強みです。 PS板に製版フィルムを重ねて真 空状態で密着させた後、強い光でPS板に絵柄を焼き付けます。その後自動現像機にかけ、刷版が完成します。

2.コーティング・ベースカラーの印刷
印刷インクの付着を安定させるために、金属板に下塗りを施します。
用途に応じて、金属の独特の質感を際立たせるコーティングを施したり、ベースカラーを塗布して完成品の色彩を強調したりします。

3.印刷インクの調合
印刷インクの調合は季節や空気の状態に左右されるため、高度な技術を必要とする作業です。 食品容器などの製品への印刷インクには、要件を満たす機能性塗料を使用しています。
複雑な形状への加工に耐え、製造後も高い耐久性を維持するための技術は、長い時間をかけて開発されてきました。

4.印刷
作成した印刷版にインクを均一に塗布し、印刷工程を行います。
フルカラー印刷では、画像を青、赤、黄、黒の 4 色に分割して別々に印刷します。 これらの色以外にも、異なる版やインクを使用することで、白、金、銀などの特色や重ね色、補色などの印刷も可能です。

5.乾燥
印刷された金属板は乾燥され、次の色の印刷の準備を整えます。
印刷と乾燥を繰り返すことで独特の風合いと質感が生まれます。

6.仕上げニス
印刷された缶の特徴を生かすために、仕上げコートが施されます。
光沢仕上げ、マット仕上げ、皴加工を生かしたリンクルワニス、パール仕上げ、金ニスなど、デザインされた缶に最も適したニスをコーティングしていきます。

7.ワックス掛け
印刷後の成形工程で金属表面に傷が付いたり、また印刷面が割れないようにワックスを塗布して印刷面を保護します。